職場で萎縮してしまうあなたへーーアダルトチルドレンと自己肯定感の深い関係

こんにちは
しなやかマインドヒーラー　あかりやともこです。

アダルトチルドレン・ＨＳＰさんの、生きづらさの根本にある心の傷を癒し、ありのままの自分で本当の人生を自由に創造できる『しなやかマインド』へと変わっていく心理セラピーを提供しています。

オンラインで、個人セッションや講座を開催しています。

あなたは、これまで

ちょっと注意されただけなのに、
胸が苦しくなって涙が出そうになる･･･

そんな経験、ありませんか？

私は、そんなふうになるのは、
若い人だけ、気の弱い人だけ、そう思っていました。

ところが、50代になってそんな出来事が
身に降りかかってきたんです！

今回は、その時の体験から気づいたことを
お話しさせていただきます。

怖い口調で注意されると、心が子どもの頃に戻ってしまう

７年前、副業しようと思いたち、パートに出たときのことです。

初めて経験する専門的な仕事でしたが、引き継ぎをしてくれた40代の先輩はとても優しく、
「大丈夫ですよ。うまくできています。その調子でがんばってね」
と声をかけてくれました。

私は、その言葉に安心して、「なんとかやっていけそう」と思っていました。

ところが、その方が退職し、代わりに20代の方が私の指導に入ってから、状況が一変したんです。

ちょっと注意されただけなのに、急に怖くなってしまい、頭が真っ白に。

それからは何を言われても緊張してしまい、思うように仕事ができなくなりました。

頭と心がフリーズする瞬間

最初は「年齢差や世代の違いかな？」と思っていました。

でも、ある日、きつい口調で注意された瞬間に･･･
子どもの頃、勉強ができなくて母にヒステリックに怒られた場面が、ふっとよみがえったのです。

「何度同じこと言わせるの？」
「もう忘れたの？」

その頃の怖さ、胸の締めつけ、悔しさ。
全部が一気に押し寄せてきて、息が詰まりそうになりました。

若い人に注意されているだけなのに、まるで母に怒られているあの日の私に戻ってしまったようで･･･
情けなくて、悲しくて。

必死にメモを取り、覚えようとしましたが、「見られている」と思うとますます緊張して何もできなくなる。

やがてミスも増え、職場の空気も重くなり、結局１年で退職しました。

大人になっても消えない「心の傷」

この経験を通して気づいたことがあります。

私の中には、母親の言葉で傷ついた幼い私が、ずっとそのままの姿でいたということ。

普段は忘れていても、似たような状況や言葉をきっかけに、その時の感覚が一気に再生される。

場面や相手が違っても、トラウマは時間も場所も超えて蘇るということを、身をもって体験しました。

「私にはムリ、できない」と思ってしまう自己肯定感の低さも、その根っこは子どもの頃の体験にあったのだと、ようやく理解できたのです。

私はこの仕事をするまでのＯＬ時代、人間関係で悩み、ストレスで体調を崩して転職を繰り返しました。

その頃は、「職場がブラックだから」と思っていたのですが、「どうやら理由はそれだけではない」ということが、この経験でわかりました。

アダルトチルドレンと自己肯定感の低さの関係

アダルトチルドレンは、子どもの頃に安心できる環境で育つことができなかった経験から、
「どうせ私なんて…」という思い込みを持ちやすくなります。

それは、大人になってからも人間関係や仕事に影響を与え、
ちょっとした出来事で自己肯定感が一気に下がってしまうこともあります。

私の場合は、母にきつく叱られた記憶が消えず、
似たような口調を耳にしただけで、心も体も反応してしまいました。

それは理屈ではなく、深く刻まれた「心のクセ」のようなものです。